偏執後記10

偏執後記は10回まで、と決めていたんでこれが最後になります。
ラストはラスボスで。

「前を見て生きる」と言葉で言うのは簡単だし、場合によってはわたしも
そういう言い方をするときってありますが、過去をすべて振り払って
何かを感じたり考えたりできるのは生まれたての赤ん坊だけですよね。
むしろわれわれは「過去に生きてる」と言ったほうがずっとリアルなはずです。

このはなしの登場人物は誰しも過去を引き摺り
ときおり振り返り振り返りしている。


最初「コンビニ」という舞台にふさわしく軽やかな色で描写された人物たちが
第二部では日常生活で隠蔽しているそれぞれの過去を告白し、
第三部ではさらにそれをとりまく世界の「つながり」が描写されていきます。



はたして作者は「夢使い」に何を託そうとしているのか。
当初ハイクで第一部だけが読みきり連載されたときに興味を持ったのはそこでした。
一見「BLふう」に見えるこの話の核になっている部分はきっとそこにあるんだろうと。
 

ラスボスである彼はそのキーパーソンとなるのでしょう。
これからの展開が楽しみです。

そして、私もあとひとつ短篇コミックを仕上げたいな☆できるかなー
ということで、偏執後記は終了します。
このダイアリーではまた気楽な落書きなどのせていきますので
ひきつづきおつきあいいただければと思います^^