フォトライフを整理してたら懐かしい絵がでてきた^^

2011.4.11 地震の一ヵ月後、初めてわたしがオープンな場所に描いた主人公たちの絵。まだまだ何もわけがわからなかったけれども、花は咲き、物語りは始まったのでした。

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上の絵は「お話のスタート」を告知するイラストです。当時、描いているわたし自身が、思えばとても初々しい気持ちで筆を運んでいました。オリジナル小説の挿絵として絵を描くという初めての経験で、主人公たちの初お披露目・・・。


この告知イラストを描くまでに、わたしは何度2人の絵を描いたかわかりません。特に茶髪君に苦労しました。2月に描いた下のイメージ画からここに持っていくまで、彼の髪の色、クセ、生える向き、ボリューム、身体のバランス、しぐさなど何度も何度も描いては潰しました。そんなふうにゆっくりとブレがなくなるのを待つ過程を経て生まれてきた、彼というキャラクターには特段の愛着があります。(茶髪くんあいしてるぅーw)



2月に愛さんとかわした連載の約束を、3月の地震のあと花の種のようにポケットの中にしまって、時折確かめながらようやく迎えた連載開始はもう花の咲く季節でした。ただ花が咲くということが、これだけ重く切なく感じられたことはそれまでなかった。きっと日本中のひとがあの春は同じ想いで花を見上げたのだろうと思います。

愛さんのidが「花」の意であることはもちろん、さまざまな想いを花にこめて私たちはこの連載を続けてきました。物語はまだ途中ですが、第二部までと書き下ろしの短篇が無事本になって昨日愛さんの手元に届いたとのことです。今週末の文学フリマで販売予定です。また、郵送販売もいたします。ご希望の方ありましたら愛さんまでおしらせください♪

わたしは参加できないかわりにオマケを用意しましたよ^^ 5枚の花びらに香りをしみこませた栞と、黒い唐草ジャガードの靴下の栞。ちょっといかがわしげ☆はなやか!w この物語にぴったり〜♪(自画自賛!)